大規模病院で働く看護師の働き方
日本には病床規模によって、クリニック・小規模病院・中規模病院・大規模病院という区分があります。その中でも大規模病院は病床数500床以上の病院です。日本の病院の約5%しか設置されていません。数少ない病院ですが、そこで働こうか迷う看護師もいるでしょう。メリット・デメリットがそれぞれあるので、働くときの参考にしてください。
大きな規模の病院で働くメリットは研修やセミナーが数多く開催される点でしょう。大きな病院は患者の数が多く、症例の種類も多いです。働く看護師には幅広い知識と技術力が必要とされるため、学習の機会が設けられています。看護師として専門性を高めたい、スキルアップして現場で活躍したいと考える看護師にとって良い環境です。また大きい規模の病院はクリニックなど比べると給与の水準が高く、福利厚生の手厚さが傾向としてあります。
一方、研修やセミナーの多さはデメリットとして捉える看護師もいます。研修やセミナーは業務後に開催されることがあり、看護師のプライベートの時間を割くことに。肉体的にも精神的にも、ストレスを抱える看護師は少なくないようです。さらに大きい規模の病院は夜勤が発生します。プライベートの時間も大切にしたいと考える看護師にとって、自分の時間の確保ができないのは辛い点ですね。
小規模の病院だと、給与の水準が低かったり福利厚生が整っていなかったりする場所もあります。一方で夜勤の発生がなく自分の時間を大切にできるでしょう。自分に合った働き方ができる場所を探して、自分らしく働いてくださいね。